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生田斗真さん主演「人間失格」を見ました。

2010年2月22日(月)

生田斗真さん主演映画「人間失格」(こちら)を見ました
チラシ②


【なお、ネタバレを含みますので、これから映画を見るので、知りたくない方は、ご覧にならない方がいいかと思います。見てから読んで下さいね。】


昭和を代表する作家・太宰治こちら)の生誕100年を記念して、初めて、映画化されたものです。

連載最終回の掲載直前に太宰治が自殺した為、「遺書」のような小説とされていて、太宰治自身も、大学時代から自殺未遂、心中未遂を繰り返しているらしいので、「自伝的作品」とも言われていますよね。
とは言え、私、「人間失格」は読んだ事ないんですよね。
今回、斗真くんが色々番宣に出ている それらを見て、何となくの流れのようなものを知っている位で。
でも、「人間失格」は、1948年、筑摩書房から発売されているそうですが、累計発行部数が 1,000万部らしいので、むしろ、何故に今まで、私の手元に来なかったんだ・・って言う別の意味の疑問はありますが、でも、こう言った「文章」として世に出ているものを「映像化」するのって、かなりハードルの高さがありますよね。
読み手が好きなようにイメージを描ける「文章」ですから、そのファンにしてみると、どれだけ上手く作っても、「映像化」には不満もあるでしょうし・・。
叙情的と言うのか、こう言うタイプの作品は、見た人の感じ方も、十人十色ですしねぇ。

私、今まで、あまり太宰治に縁・予備知識がなく、勝手に、明治時代とか相当 昔の人って思ってたんですが、生誕100年なんですねぇ。
東京・玉川上水にて入水自殺したのが1948年なので、今から62年前。
そんなに昔の事では・・なかったですね・・。
前にTVを見てたら、女優の吉行和子さん(74歳)が、「太宰治が自殺をしたニュースを小さい時に見て、かなりショックを受けた」って言ってて、「太宰治って、そんな最近の人なの・・」って、1人でビックリしてたんですよ、私
意外に無知な私・・。

・・って、話題が逸れましたね

ストーリーは・・。
貴族院議員の父親を持ち、青森・津軽では有名な資産家の息子、大庭葉蔵(生田斗真さん)。
葉蔵は、人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込む為に わざと失態を犯して「笑い」を取る日々を送っていた。
そんな葉蔵の計算はクラスメイトの竹一に見破られ、女にモテるということ、そして偉い絵描きになると予言される。
高校に入り上京した葉蔵は、遊び人の堀木(伊勢谷友介さん)や詩人の中原中也(森田剛さん)と出会い、その予言通り 女に不自由することはなく、次第に酒に溺れ、放蕩(ほうとう)生活を送るようになって、精神的に疲弊していく。


共演は、他に、寺島しのぶさん、石原さとみさん、小池栄子さん、坂井真紀さん、石橋蓮司さん、室井滋さん、大楠道代さん、三田佳子さんと言う日本映画界を代表するキャストです。

今回、この超大作を斗真くん主演で撮ると言う事で、どんな風になるんだろうと思って見てきました。

このブログで以前にチラリとアップした事がありますが、私、数年前、まだ今のように、TVに沢山露出し、「イケメン俳優」と呼ばれる前の斗真くんを、舞台で見た事があります。
その舞台は、斗真くんが主演ではなくて、私は、その舞台の主演の方のファンの友達に連れられて、「たまたま」行って、「たまたま」斗真くんが出ていて、「何気に」見た訳ですが、役を演じている間の 舞台上での存在感や放っていたオーラにビックリした記憶があります。
今みんなが言う「イケメン」とか そのような類のものではなくて、雰囲気ですね。
客席に背を向けて立ってて、喋ってもいない、顔も見えていないシーンでも、かもし出している存在感は、かなりのものでした。
演技自体も迫力があって、友達と、「何か、うっかり(←失礼)、斗真くんを見ちゃったねぇ」って話してたんですよね。

そもそも、友達に舞台観劇に誘われた時にも、「他に誰が出るの」って聞いたら、「生田斗真」って友達が言って、私、「小さい頃から出てるので、名前は知ってるけど、ここ最近はあんまりTVで見てないなぁ」って思った程度で、「今、どんな見た目なのかも分からない」って思ってて

そんな調子で出かけた訳ですが、先ほど書いた通り、演技力だけでなくて、存在感やオーラにビックリして、「ちょっとTVで見ない間に、立派な『俳優さん』になったんだなぁ」と感心して、そして、同時に、「演技力があって、舞台でこれだけの存在感やオーラがあるんだから、この先、きっとTVにも出てくるはず」と思っていたんですよね。
しかも、役を演じている時の 演技力・存在感・オーラとは打って変わって、カーテンコールなどの挨拶の「素」の時には、何て言うんですかね、非常に気持ちのいい 好青年って言うんですかね(近所のおばちゃんかっ)、それを感じましたねぇ。

そして、私が舞台観劇してから どれだけか経った頃、2007/7月から始まった大人気ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(こちら)へ大きな役で出演する事を知り、「あぁ~、やっぱりなぁ~」と思っていたのですが、始まると早々に、大人気になり、現在に至っている訳で。。。

私があの時に「生」で斗真くんの演技を見て、演技力・存在感・オーラまで含めて「スゴイ」って思った事が、今現在、こうやって表れているのを見ると、「やっぱり、出てくる人は、ちゃんと『出るべき場所』に出て来るんだなぁ・・」って思ったのと、あと、勝手に「自分が発掘した気分」になっちゃいますよね
・・って、斗真くん自身は、私が見た時点で、もう10年位も前から芸能界に存在していた訳で、別に埋もれてたんじゃないんですけどね

私、斗真くんは「イケメン」ではなく、「男前」なんじゃないかと常日頃思っています。
「イケメン」って言うと、見た目だけって感じもするし・・。
あの見た目から来る チャラチャラしてそうなイメージと、TVで見る 喋るとマジメそうで、好青年そうで、硬派そうな所が、「イケメン」ではなく「男前」と言う表現があっているように感じてます。

・・って、話題が逸れましたね
そんな・・ある意味「母心」で見に行った部分もありつつ、感想です。

まず・・・。
斗真くん、映画館の大スクリーンで、『アップに耐えるお顔』でしたねぇ
公開前に斗真くんが出ていた番宣で、「監督が常におっしゃっていたのは、『生田斗真を美しく撮りたい』と言う事」的な話がありましたが、確かに、美しい斗真くんがスクリーンの中にいましたよ
さすが、キレイで端正なお顔立ちなだけはありますね。

また、斗真くん、『映画初出演・初主演』との事でしたが、スクリーンの中で、錚々(そうそう)たる大女優陣に全くひけを取らない存在感でした。
主人公・大庭葉蔵は、『言葉』で語るのではなく、雰囲気やら表情で表現するシーンが多い為、セリフが少ない分、斗真くん本人の・・と言うのか、大庭葉蔵の・・と言うのか、その存在感や説得力が無ければ、この映画は成立しないし、その点でも、ちゃんと成立してたと思いますよ。
斗真くん自身もちゃんと「大庭葉蔵」になってて、見てて、違和感が無かったです

私は、原作をあえて読まないで、まずは、映画を見たんですが、「酒と女、薬(モルヒネ)に溺れ、自殺未遂し、堕ちて行く男」の話だから、それだけを聞くと、確かに、明るい話ではないんですが、映画自体は、「暗い」「陰気」とは あまり感じなかったですね。
それに、過去に原作を読んだ事がある友達からは「難しい」って聞いていたのですが、映画を見る限りでは、思う程、難しい映画では無かったので、入りやすかったですし。
監督の世界観で表現した 原作とは違う、だけど、原作の世界観もちゃんと活かした 映画「人間失格」、になってるんじゃないかしらと、原作を知らないながら 思いました。
『映像化困難』と言われていた作品みたいですが、原作を知らない私には、「意外とよく出来てる映画なんじゃないかしら」と思う作品に仕上がってる気がしましたわ。
これから、原作を読んでみて、また、映画を見てみたい気になりました

さっきも書きましたが、『大庭葉蔵』は、女性にモテるんですよ。
顔立ちと、あと、恐らく、かもし出す雰囲気が『世話を焼いてあげたい』、『構ってあげたい』と、女性に思わせるような男性なんだと思います。
そんな雰囲気も、よく出てたと思いますよ

女性が、次から次へと出て来るんですが、モルヒネでボロボロになった葉蔵が、最後、三田佳子さん演じる『鉄』の所にやって来るんです。
鉄は、葉蔵の父親の「ゆかりのある女性」として登場します。

劇中には、葉蔵の母親が一切出てきていません。
幼少期に『生まれてすいません』と葉蔵が言うシーンがあるのですが、この少年がそう思う何かがあった訳で、「自分は生まれてくるべきでは無かった」と思っていると言う事は、劇中に表現は無いんですけど、もしかして、「めかけ」の子だったりするのかな・・って思ってたのですが、鉄がもしかして、それに何か関わってるのかしら・・、鉄が実母なのかしら・・と思って見てました。
実際、劇中で、鉄は甲斐甲斐しく葉蔵の世話をしていますし、また、「母体」を思わせるシーンも、最後、ありましたし・・。
これは原作の中では、どう描かれているんですかねぇ・・

この映画、「結末」がバシッと描かれている訳では ないんですよね。
なので、「結末は はっきりして欲しい」と言うタイプも方には、若干の「モヤモヤ感」もあるかも知れません。
私が思った感想は、いつも周りに女性が居て、お金は無いけど不思議と生活が出来てしまう ガラスの心を持った葉蔵が、最後、何て言うんですかね・・、「前向きになって頑張ってみよう」って思っていたような気がして、「葉蔵、頑張れ」って思いました。
もちろん、見た人それぞれの「結末」があるかと思いますけどね。

わたし的には、石原さとみさん演じる「よしこ」と幸せになって欲しかったなぁ・・

友達と見たんですが、私達2人とも、かなり見入りましたねぇ
見終わった感想は、「ジャニーズの俳優」ではなく、「紛れもなく立派な俳優」になってたなぁと思いました。
映画初出演にしてこの存在感と、そして、この「難役」をこなした所は、非常に「先の可能性」を感じましたね。

皆さんにも、ぜひ、見ていただきたい作品です
福井県では、福井西武横の「テアトルサンク」(こちら)で上映していますよ。

余談ですが・・・。
劇中、葉蔵がお風呂に入るシーンがあるんですが、このお風呂、なんと、ドラマ「水戸黄門」で、由美かおるさんが入っているお風呂を使っているそうですよっ
何か・・意外な共通点ですね。


2010/3/8追記
原作を読みました ⇒ こちら


見る前の期待度 ★★★★★★☆☆☆☆
見た後の満足度 ★★★★★★★★☆☆

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