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トルコ・イスタンブールへの旅〔11〕 観光地編≪2≫「アヤソフィア」

2013年1月22日(火)

アップ済ですが(こちら)、わたくし、2012/12/28~1/3でトルコ・イスタンブールこちら)に行って参りました。
実は、1997年8月に トルコ周遊8日間の旅をしており、2回目のイスタンブールです。

昨日は『観光地編≪1≫「スルタン・アフメット・ジャーミー(ブルーモスク)」』でしたが(こちら)、今日は『観光地編≪2≫「アヤソフィア」』です。
こちら、前回のトルコ旅行に引き続き、2回目の訪問です。

イスタンブールは 世界で唯一、アジア(アナトリア半島)側とヨーロッパ(トラキア地方)側の両方の2大陸にまたがっている都市です。
また、ヨーロッパ側も 歴史遺産地区の旧市街と、かつての外国人居留地の新市街の2つに分かれています。

現地からのアップ分(こちら)にもチラっと書いていますが、旧市街には 世界遺産も多く、「スルタン・アフメット・ジャーミー(通称:ブルーモスク)」(こちら)、「アヤソフィア」(こちら)、「トプカプ宮殿」(こちら)、「地下宮殿」(こちら)を含んだ「イスタンブール歴史地域」が世界遺産指定を受けています。
この前者3箇所、並んで建っており、「地下宮殿」もすぐ近くにあるので、観光もしやすく、朝から夜まで 人で賑わっています。


こちら「アヤソフィア」です。
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「アヤソフィア」とは「神の知恵」を意味するそうです。
赤レンガ色の美しい大聖堂です。
中央の大ドームは、直径31mもあります。
写真だと そこまでの大きさに見えないですが、近くで見ると、かなりな存在感です。

ちょっと方向を変えまして、「アヤソフィア」と 昨日アップした「スルタン・アフメット・ジャーミー(ブルーモスク)」の間にある「スルタンアフメット公園」の噴水越しの景色です。
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夜はこちら・・・。
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ちょっと方向を変えまして・・、こちらも「スルタンアフメット公園」より。
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こちら「アヤソフィア」は、西暦360年完成です。
東ローマ帝国(西暦395~1453年)〔こちら〕時代に 正統派キリスト教の大聖堂として建設されたもので、帝国第一の格式を誇る教会・コンスタンティノポリス総主教座の所在地でもありました。

東ローマ帝国の代表的な遺構であり、しばしば、ビザンティン建築の最高傑作と評価されます。
その歴史と威容から、オスマン帝国の時代においても、第一級の格式を誇るモスクとして利用されました。

つまり、同じ施設ながら、キリスト教の教会のものがイスラム教のモスクとして利用される事になった と言う とても珍しい建築物です。
現在は 「博物館」として公開されています。

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こちら入口付近です。
いつもかなり混雑して行列が出来ています。
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こちらチケットです。
25トルコリラ(日本円で1,250円)です。
物価からすると、割と高め設定ですね。
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こちらドーム内部です。
大ドームの高さは、約56mあり、かなり開放感があります。
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写真下部に「ミフラーブ」(こちら)と言って、メッカの方角を示している箇所があり、信者はこの方角に向って祈りを捧げます。
このモスクからメッカは南東に位置する為、「ミフラーブ」は建物の中央より、ややずれた場所にあります。
そして、上部にはキリストが・・。
キリスト教・イスラム教が同居した不思議な建物ですね。

2階までの壁面は、多色大理石と 鮮やかな金地モザイクで飾られ、その上部は漆喰で飾られています。
天井の中央には太陽が描かれています。
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上記写真の左端に少し見えている「アーケード」は 大理石の象眼細工で覆われ、古代建築から剥ぎ取られた大理石円柱によって支えられているそうですが、 柱頭部分は新規に製作されたアカンサスの葉の模様のある変形イオニア式で、ユスティニアヌスのモノグラムが刻まれています。
この部分は創建当時のものだそうです。

天井からは、シャンデリアのように たくさんの電球が丸く並べられていて、とっても幻想的です。
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写真中央より下、斜めになっている階段状のもの、こちらは「ミンバル」(こちら)と言う モスクに設置される説教壇の事です。
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上方にある 丸い円盤は、直径7.5mとかなり大きく、このドーム内に 6個あります。
刻まれている文字は、唯一神アッラー、預言者ムハンマド、4人の正統カリフ(預言者ムハンマド亡き後のイスラム共同体、イスラム国家の指導者、最高権威者の称号)の名前です。

こちらの円盤が、唯一神アッラー(西暦570~632年頃)です。
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こちらは、初代カリフのアブー・バクル(西暦573~634年頃)のものです。
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そして、行列が出来ている柱があります。
「湿った柱」と言われるもので、くぼみに親指を入れて1回展出来れば願い事が叶うとされています。
って事で、私達も・・・。
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ま、、、あとちょっとの所で周りませんでしたが、並んでいる先の人のを見ていましたが、みんな同じような感じで、回った人は居なかったですねぇ。
それにしても、、、柱を保護する銅板がすり減っている事からも その人気の程が伺えますね。


そして、2階へ・・。

2階から見ると、円盤や壁画・モザイクが より近くで見る事が出来ます。
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柱のようなものが こちら、前述の「アーケード」です。
大理石の象眼細工で覆われ、古代建築から剥ぎ取られた大理石円柱によって支えられているそうです。
この部分は創建当時のものだそうです。
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2階にある必見スポットは、モザイクです。

キリスト教の教会として使用されていた「アヤソフィア」ですが、イスラム国家である オスマン帝国により、1453年にイスラム教のモスクとなりました。
ですが、オスマン帝国は、このモスクも残し、また、モザイクを破壊する事はせず、漆喰で塗りつぶしていました。
こう言う場合、通常、建物自体を壊して、新しく建てる事が多いですが、残してくれた事で、後の私達が 当時の姿を見る事が出来る訳ですね。

こちらが最も有名なモザイクで、ここには ひときわ人も多く、「ここからは入らないで下さい」のロープも張ってあり、脇には係員さんも立っています。
洗礼者ヨハネと聖母マリアに囲まれたイエスです。
マリアとヨハネが人類を救うようにキリストに懇願している「デイシス」です(1260年頃)。
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元々は、2階廊の壁面一杯に画かれたものだそうですが、下部は、ほとんど失われています。
大きさも、、そうですねぇ、、全体で 約6☓4mとかありますかねぇ。
それまでのモザイク画に比べて、キリストの顔が立体的に描かれているのが特徴です。
その他にも、南窓から入る光を効果的に利用するような工夫が成されている為、ビザンティン美術の最高傑作とされています。
ミカエル8世パレオロゴスが ラテン帝国に奪われていたコンスタンティノポリスを奪回した事を記念して作られたとする説が有力だそうです。

そして、こちらは イエスに捧げものをする皇帝コンスタンティノス9世(左)と女帝ゾエ(右)です(1042年~1055年頃)。
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南側2階廊にあり、モザイクの下部は、失われています。
元々、ゾエが最初に結婚したロマノス3世によって寄進されたと考えられるモザイクですが、ゾエが後にミカエル4世、コンスタンティノス9世と2度も再婚している為、夫である皇帝の顔や銘文は、恐らくその都度作り直されたとされます。

そして、こちらは 聖母子に捧げ物をする皇帝ヨハネス2世コムネノス、皇后エイレーネー(イレーネ)です(1122年から1134年頃)。
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12世紀に作成された 首都コンスタンティノポリス(コンスタンティノープル=今のイスタンブール)に残る唯一のモザイク画です。
12世紀に東ローマ帝国領内で作成されたモザイクは、今日ほとんど残っていない為、貴重だそうです。


こちら、西南の玄関からナルテクスへの入り口上部にあるモザイク画で、出口付近にあり、一般的な進行方向からすると「背」にする箇所にあるので、見逃しがちなモザイクですが、かなり貴重なものです。
正面に大きな鏡が置いてあり、「皆さん、後方上部を見逃さないでね」って感じになっています。
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中央に立つ聖母子に、向かって左側のユスティニアヌス1世が「アヤソフィア」を、右側のコンスタンティヌス1世が コンスタンティノポリスの街を それぞれ捧げている図が描かれています(10世紀後半)。
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「文明の十字路」と表現される事の多いトルコ・イスタンブールですが、キリスト教・イスラム教、両方の帝国が存在した事が分かる 貴重な建物ですよね。
帝国自体が力を持っていて、そして、その力・財力がどれだけだったかを後世に残す 実にトルコらしい建物だと思いました。


明日は『観光地編≪3≫「トプカプ宮殿」〔1〕』です。


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