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北京オリンピック/体操の種目別決勝1日目
2008年8月18日(月)
昨日は種目別決勝の1日目でした。
男子 ⇒ ゆか、あん馬
女子 ⇒ 跳馬、ゆか
です。
日本からは、冨田洋之選手(こちら)が「あん馬」、内村航平選手(こちら)が「ゆか」に出場しました。
冨田選手、14日の個人総合の「つり輪」のアクシデントのような落下で強打した肩が心配でしたが、「あん馬」に出場出来て安心しました
。
種目別には、男子は9日の、女子は10日の 団体予選の成績の、各種目の上位8名が出場します。
種目別は、とにかく、「スペシャリスト」の集まりですから、団体決勝や個人総合には出ていないけど、「この種目にかけてます」と言う選手の高難度の演技を見る事が出来るので、わたし的には、日本人がメダルを取る取らないに関わらず、楽しみにしています。
【男子】
●ゆか
最初の種目は、「ゆか」でした。
日本からは、内村選手が出場しました。
結果は、
1位:鄒凱(スーガイ)(中国)
2位:デフェル(スペイン)
3位:ゴロツツコフ(ロシア)
でした(こちら)。
内村選手は、5位でした(こちら)。
演技を普通に一見すると、ミス無く…と見えますが、途中で演技を抜いてしまった部分があるようで、そのせいで、技の難易度である「A得点」が少し下がってしまい、見た目は失敗ない演技に見えるのですが、非常に残念な結果になってしまいましたね。
内村選手と2位のデフェルとの得点差が0.2点だから、体操には禁句の「あの時、これをしていたら…」をつい、今回も思ってしまいますが、内村選手が省いてしまった演技を、もし、していたら、銀メダルだった可能性が大きいから、悔やまれますね。
でも、オリンピック初出場で、団体で「銀」、個人総合でも「銀」…、今回は内村選手にとっては、非常に「実」のあるオリンピックだったのでは…と思います。
実は私…、「ゆか」の演技が始まる前は、「内村選手、この勢いで、メダル、取っちゃうんでないの…
」と思ってたんですけどね。
ちなみに、「ゆか」を演技した8名の内、内村選手、演技を抜いた部分があるせいで、「A得点」は一番低かった(とは言え、0.2点とかですけどね)ですが、技の正確性や美しさを示す「B得点」は、2位でしたね。
確かに…、今回の内村選手の「ゆか」も、やはりキレイでしたね。
イスラエルのシアティノフと言う選手が居たのですが、身長が182センチやて。
デカいよ…。
よくも…この身長で体操を続け、そして、オリンピックの種目別決勝に残るまでになりましたよね…。
すごいわ。
●あん馬
「あん馬」と言えば、日本では、鹿島丈博選手(こちら)がスペシャリストですが、鹿島選手は、9日の団体予選で落下してしまった為に、昨日の決勝には、進んでいません。
私の中の勝手なイメージで、冨田選手に「あん馬」のイメージがあまり無いなぁ・・・って思いながら見てたんですが、よくよく思いだしたら、06/12のアジア大会では、冨田選手、あん馬で金メダル(こちら)でしたよね・・・(こちら)。
失礼しました
。
結果は、
1位:肖欽(中国)
2位:ウーデ(クロアチア)
3位:スミス(イギリス)
冨田は、5位でした(こちら)。
冨田選手、個人総合の「つり輪」での落下での肩の影響を心配しましたか、試合後の冨田選手のコメントで、「昨日までは少し痛みがあったんですが、今日になって、だいぶんひいたので、、影響無く演技が出来ました」と言ってたので、安心しました。
結果は5位ですが、冨田選手、「納得の行く演技が出来たので良かったです」と言っていたので、私も良かったです。
解説の小西さんもおっしゃっていましたが、「自分の演技が出来たのは、冨田くんだけでしたね」と。
確かに、落下したり、足が割れたり、またややバランスを崩し気味になる選手が居たり…と、種目別決勝な割に、ミスも多かったような印象を受けました。
いや…、種目別決勝だからこそ…なんかな~。
1位の肖欽は、さすがの1位でしたね。
予想通りでした。
だけど、肖欽のトレードマークの豪快な開脚旋回…、またまた見れず…で、それについては、非常に残念でした。
「ゆか」に続き、またまたの分析ですが、冨田選手、「A得点」は、8人の中ではそう高くはないんですが、「B得点」は、8人中3位なんですよね。
やっぱりね…、わたし的には…。
「A得点」が高いけど、キレイさに欠ける演技と、冨田選手のような「B得点」の高い、美しい体操とでは、美しい方が…いいと思ってしまうんですよね~~。
ん・・・。
ちなみに、2位と3位の選手、得点が同じなんですが、「タイブレーク」で、『「B得点」が高い方が優先される』為に、ウーデが2位になりました。
そうだよ。
美しいのが体操だよ。
ちなみに、2位のウーデ、クロアチア初のオリンピックのメダルだそうですよ。
解説の小西さんが「冨田選手にメダルをプレゼントしてあげたかった」と。
そうなんですよ…。
私もですが、体操ファンは、みんな、そうなんですよ。
「冨田選手に何とかメダルを…」って思ってしまうんですよね。
何だろ…、「思い入れ」ですかね~。
【女子】
●跳馬
女子の一種目めは跳馬です。
女子の跳馬は、違う跳躍を2本跳んで、その平均点で争います。
結果は(こちら)、
1位:ホン・ウン・ジョン(北朝鮮)
2位:チュソビチナ(ドイツ)
3位:程菲(テイヒ)(中国)
1~3位の差が0.088点…。
これ…、どんな差…。
着地の差より僅差…。
1位の北朝鮮のホン・ウン・ジョン、北朝鮮、女子体操で初の金メダルだそうですよ。
彼女…、2006年のアジア大会で見た事があるんですが、以前のブログにも書きましたが(こちら)、北朝鮮のホンスジョンと彼女、ものすごく似てるのよ…。
ホントよ…。
双子・・・
ドイツのチュソビチナ(こちら)も、オリンピックでは個人では、初のメダルだそうです。
つうかさ…、チュソビチナ…、また出て来たぁぁ~~。
彼女…、オリンピック5回目の、33歳ですよ~。
一児の母ですよ~~。
どんだけスゴいんだよ~~~。
いつだったか、世界選手権で見て、「そんなに長い間、体操って出来るんだ…」ってびっくりした記憶がありますよ…。
●ゆか
今回の種目別決勝のメンバー…、スゴいメンバーですね~。
「さすが種目別決勝」と言ったメンバーですね。
結果は…、
1位:イズバサ(ルーマニア)
2位:ジョンソン(アメリカ)
3位:リューキン(アメリカ)
でした(こちら)。
去年の世界選手権の「ゆか」のチャンピオンである力強さのジョンソン、今回のオリンピックでの個人総合チャンピオンの優雅さのリューキン、そして、強さと優雅さ、2つを兼ね備えたイズバサ、それぞれ非常に見ごたえのある「ゆか」の種目別決勝でしたね~。
3人共に非常に素晴らしい演技でしたね~。
共に「B得点」は高い演技だったから、「A得点」の差になりましたね。
やっぱり大事なんだな…、「A得点」て…。
ルーマニアは、今回、全員がオリンピック初出場だったそうで、団体決勝で銅、「ゆか」で金…と、とても素晴らしい結果になりましたよね。
ちなみに、前回のアテネオリンピックの「ゆか」のチャンピオンも、同じルーマニアのポノル選手でした。
ルーマニアは「ゆか」が強いね~。
私ね、ロシアのパブロアに、何とかメダルを取らせてあげたいんですよ。
今20歳だから、今回が最後のオリンピックになる可能性があるし…。
長い間、ロシアの体操を引っ張って行ってる選手だし、何とか……と思ってたんですが、昨日は、跳馬も「ゆか」も失敗してしまって…。
何か…切ないなぁ…。
さてさて…。
種目別決勝の1日目が終わりました。
今回のオリンピックは、やはり、採点規則が大きく変わってから初めてのオリンピックですし、オリンピックでの緊張感の中での新採点規則にみんなが慣れてないのか、点数の「上限」がない新採点方式のせいで選手への負担が大きいのか、ミスが多い種目別決勝のような印象を受けました。
いつもなら、種目別決勝は、かなりな高難度の連続を見れるはずなのに…。
だけど、冨田選手も内村選手も、「B得点」は高い演技だったと思いますし、わたし的には、嬉しい種目別決勝1日目でした。
そんなこんな…で、かなり長くなってしまいましたが、この辺で…。
本日の種目別決勝2日目は・・・。
男子 ⇒ 跳馬、つり輪
女子 ⇒ 段違い平行棒
です。
日本からは・・・、誰も出ません
・・ですが、私はもちろん、見ますよっ。
昨日は種目別決勝の1日目でした。
男子 ⇒ ゆか、あん馬
女子 ⇒ 跳馬、ゆか
です。
日本からは、冨田洋之選手(こちら)が「あん馬」、内村航平選手(こちら)が「ゆか」に出場しました。
冨田選手、14日の個人総合の「つり輪」のアクシデントのような落下で強打した肩が心配でしたが、「あん馬」に出場出来て安心しました

種目別には、男子は9日の、女子は10日の 団体予選の成績の、各種目の上位8名が出場します。
種目別は、とにかく、「スペシャリスト」の集まりですから、団体決勝や個人総合には出ていないけど、「この種目にかけてます」と言う選手の高難度の演技を見る事が出来るので、わたし的には、日本人がメダルを取る取らないに関わらず、楽しみにしています。
【男子】
●ゆか
最初の種目は、「ゆか」でした。
日本からは、内村選手が出場しました。
結果は、
1位:鄒凱(スーガイ)(中国)
2位:デフェル(スペイン)
3位:ゴロツツコフ(ロシア)
でした(こちら)。
内村選手は、5位でした(こちら)。
演技を普通に一見すると、ミス無く…と見えますが、途中で演技を抜いてしまった部分があるようで、そのせいで、技の難易度である「A得点」が少し下がってしまい、見た目は失敗ない演技に見えるのですが、非常に残念な結果になってしまいましたね。
内村選手と2位のデフェルとの得点差が0.2点だから、体操には禁句の「あの時、これをしていたら…」をつい、今回も思ってしまいますが、内村選手が省いてしまった演技を、もし、していたら、銀メダルだった可能性が大きいから、悔やまれますね。
でも、オリンピック初出場で、団体で「銀」、個人総合でも「銀」…、今回は内村選手にとっては、非常に「実」のあるオリンピックだったのでは…と思います。
実は私…、「ゆか」の演技が始まる前は、「内村選手、この勢いで、メダル、取っちゃうんでないの…

ちなみに、「ゆか」を演技した8名の内、内村選手、演技を抜いた部分があるせいで、「A得点」は一番低かった(とは言え、0.2点とかですけどね)ですが、技の正確性や美しさを示す「B得点」は、2位でしたね。
確かに…、今回の内村選手の「ゆか」も、やはりキレイでしたね。
イスラエルのシアティノフと言う選手が居たのですが、身長が182センチやて。
デカいよ…。
よくも…この身長で体操を続け、そして、オリンピックの種目別決勝に残るまでになりましたよね…。
すごいわ。
●あん馬
「あん馬」と言えば、日本では、鹿島丈博選手(こちら)がスペシャリストですが、鹿島選手は、9日の団体予選で落下してしまった為に、昨日の決勝には、進んでいません。
私の中の勝手なイメージで、冨田選手に「あん馬」のイメージがあまり無いなぁ・・・って思いながら見てたんですが、よくよく思いだしたら、06/12のアジア大会では、冨田選手、あん馬で金メダル(こちら)でしたよね・・・(こちら)。
失礼しました

結果は、
1位:肖欽(中国)
2位:ウーデ(クロアチア)
3位:スミス(イギリス)
冨田は、5位でした(こちら)。
冨田選手、個人総合の「つり輪」での落下での肩の影響を心配しましたか、試合後の冨田選手のコメントで、「昨日までは少し痛みがあったんですが、今日になって、だいぶんひいたので、、影響無く演技が出来ました」と言ってたので、安心しました。
結果は5位ですが、冨田選手、「納得の行く演技が出来たので良かったです」と言っていたので、私も良かったです。
解説の小西さんもおっしゃっていましたが、「自分の演技が出来たのは、冨田くんだけでしたね」と。
確かに、落下したり、足が割れたり、またややバランスを崩し気味になる選手が居たり…と、種目別決勝な割に、ミスも多かったような印象を受けました。
いや…、種目別決勝だからこそ…なんかな~。
1位の肖欽は、さすがの1位でしたね。
予想通りでした。
だけど、肖欽のトレードマークの豪快な開脚旋回…、またまた見れず…で、それについては、非常に残念でした。
「ゆか」に続き、またまたの分析ですが、冨田選手、「A得点」は、8人の中ではそう高くはないんですが、「B得点」は、8人中3位なんですよね。
やっぱりね…、わたし的には…。
「A得点」が高いけど、キレイさに欠ける演技と、冨田選手のような「B得点」の高い、美しい体操とでは、美しい方が…いいと思ってしまうんですよね~~。
ん・・・。
ちなみに、2位と3位の選手、得点が同じなんですが、「タイブレーク」で、『「B得点」が高い方が優先される』為に、ウーデが2位になりました。
そうだよ。
美しいのが体操だよ。
ちなみに、2位のウーデ、クロアチア初のオリンピックのメダルだそうですよ。
解説の小西さんが「冨田選手にメダルをプレゼントしてあげたかった」と。
そうなんですよ…。
私もですが、体操ファンは、みんな、そうなんですよ。
「冨田選手に何とかメダルを…」って思ってしまうんですよね。
何だろ…、「思い入れ」ですかね~。
【女子】
●跳馬
女子の一種目めは跳馬です。
女子の跳馬は、違う跳躍を2本跳んで、その平均点で争います。
結果は(こちら)、
1位:ホン・ウン・ジョン(北朝鮮)
2位:チュソビチナ(ドイツ)
3位:程菲(テイヒ)(中国)
1~3位の差が0.088点…。
これ…、どんな差…。
着地の差より僅差…。
1位の北朝鮮のホン・ウン・ジョン、北朝鮮、女子体操で初の金メダルだそうですよ。
彼女…、2006年のアジア大会で見た事があるんですが、以前のブログにも書きましたが(こちら)、北朝鮮のホンスジョンと彼女、ものすごく似てるのよ…。
ホントよ…。
双子・・・

ドイツのチュソビチナ(こちら)も、オリンピックでは個人では、初のメダルだそうです。
つうかさ…、チュソビチナ…、また出て来たぁぁ~~。
彼女…、オリンピック5回目の、33歳ですよ~。
一児の母ですよ~~。
どんだけスゴいんだよ~~~。
いつだったか、世界選手権で見て、「そんなに長い間、体操って出来るんだ…」ってびっくりした記憶がありますよ…。
●ゆか
今回の種目別決勝のメンバー…、スゴいメンバーですね~。
「さすが種目別決勝」と言ったメンバーですね。
結果は…、
1位:イズバサ(ルーマニア)
2位:ジョンソン(アメリカ)
3位:リューキン(アメリカ)
でした(こちら)。
去年の世界選手権の「ゆか」のチャンピオンである力強さのジョンソン、今回のオリンピックでの個人総合チャンピオンの優雅さのリューキン、そして、強さと優雅さ、2つを兼ね備えたイズバサ、それぞれ非常に見ごたえのある「ゆか」の種目別決勝でしたね~。
3人共に非常に素晴らしい演技でしたね~。
共に「B得点」は高い演技だったから、「A得点」の差になりましたね。
やっぱり大事なんだな…、「A得点」て…。
ルーマニアは、今回、全員がオリンピック初出場だったそうで、団体決勝で銅、「ゆか」で金…と、とても素晴らしい結果になりましたよね。
ちなみに、前回のアテネオリンピックの「ゆか」のチャンピオンも、同じルーマニアのポノル選手でした。
ルーマニアは「ゆか」が強いね~。
私ね、ロシアのパブロアに、何とかメダルを取らせてあげたいんですよ。
今20歳だから、今回が最後のオリンピックになる可能性があるし…。
長い間、ロシアの体操を引っ張って行ってる選手だし、何とか……と思ってたんですが、昨日は、跳馬も「ゆか」も失敗してしまって…。
何か…切ないなぁ…。
さてさて…。
種目別決勝の1日目が終わりました。
今回のオリンピックは、やはり、採点規則が大きく変わってから初めてのオリンピックですし、オリンピックでの緊張感の中での新採点規則にみんなが慣れてないのか、点数の「上限」がない新採点方式のせいで選手への負担が大きいのか、ミスが多い種目別決勝のような印象を受けました。
いつもなら、種目別決勝は、かなりな高難度の連続を見れるはずなのに…。
だけど、冨田選手も内村選手も、「B得点」は高い演技だったと思いますし、わたし的には、嬉しい種目別決勝1日目でした。
そんなこんな…で、かなり長くなってしまいましたが、この辺で…。
本日の種目別決勝2日目は・・・。
男子 ⇒ 跳馬、つり輪
女子 ⇒ 段違い平行棒
です。
日本からは・・・、誰も出ません

・・ですが、私はもちろん、見ますよっ。
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- 2008-08-18
- カテゴリ : [好きなもの] 体操競技観戦
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